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苧麻布

  • 執筆者の写真: Admin
    Admin
  • 2022年9月24日
  • 読了時間: 2分

苧麻の手績み糸は硬く柔軟性があまりない。


なので縦、緯糸とも手績み糸で織ると糸同士が密着せず隙間ができる。

この隙間が程良い透け感をだし、見た目にも涼しさを演出してくれる。

のれんだとうっすら覗く向こう側に入ってみたいという気を起こさせる。


縦糸だけ紡績糸を使用した半洋(はんよう)という手織生地もある。織りやすくなり柔らかさもでて見た目も手仕事の味わいはありつつ、少し洗練された感じになるのでこれもまた雰囲気が良い。用途に合わせて糸の太さや種類が変えられインテリアから帯に使えるものまで様々な生地感のものがある。


縦緯糸共手績みの生地は自然の色そのままの生成色で使う事が多く、染めた場合は落ち着いた色に仕上がり、半洋の様な生地は漂白されている場合が多いのですっきりとした鮮やかな色がでやすい。


引き染めの場合、手績み糸は染料がにじみづらいので型染めは形はきっちりと出やすいが、裏面まで色が染みづらいので両面から染めなければならないという難点もある。


数回に渡り手績み麻について書いてみてたが

考えてみると、着物やのれんから茶道の茶巾や切り付け紋のかがり糸までわりと私の周りにはまだ使われていることが多い。

それらは長い年月の中で工夫して長所を生かして生活に取り入れられていっただけあり、現代でも和の様々なシーンにとても馴染んで引き立てるものだと改めて思った。




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